たくさんの興味

 「パンダ公園!」「お魚公園!」と行きたい公園を保育者に伝える子どもたち。

 今朝、パンダ公園に行きたがっていた子どもと約束をしていたため、子どもたちに「先生、今日はパンダ公園に行くお約束をしてるんだ。今日はパンダ公園でもいい?また今度お魚公園に行こうね。」と伝えた。大田切池に行きたがっていた子どもたちは「え〜!」と言ったが、すぐに「今日はパンダ公園に行くんだよね!」とノリノリに。

 道中、黄色い花を見つけた恋羽ちゃんが「これなんだろう?」と言って、カードをめくり始めた。するとそこへ集まる子どもたち。

 「これかな?」「これじゃない?」とカードと花を見比べ「あった!」「これだ!」とマリーゴールドのカードを発見。「本当だ!これだね。マリーゴールドって言うんだよ。」と伝えると「マリーゴールド!」と何度も繰り返していた。

 最近、花に興味がある子どもたち。ついこの間までは「これ何?」と言っていた子どもたちが、今日は「ハルジオンあったよ!」と教えてくれた。この短期間でいくつもの花の名前を覚えた子どもたちに感心させられた。

 歩いている間に後ろの子どもたちと距離が開くと、石段に座ったり、「おーい!」と呼んだり、「隠れてみよっか!」とかくれんぼを始めたりと、待っている間も楽しそうな子どもたちであった。

 公園に着くと、固定遊具で遊び始めた子どもたち。

 滑り台の下に蟻の巣を発見した。覗き込むと、忙しなく動き回る蟻たちが、餌を運んでいた。「何運んでいるんだろう。」「お家があったね。」「こっちにもお家がある!」と言いながら、蟻の動きをじっと観察していた。

 すると、一人が蟻の巣に砂をかけ始めた。それを見て周りの子どもたちも巣に砂をかけ始める。巣穴が埋まってしまい、周辺をぐるぐると回る蟻たち。「蟻さんお家に入れなくて困っているんじゃない?」と声を掛けると、側で見ていたあさひちゃんが「かわいそうだよ。」と言い始めた。

 初めは「かわいそうじゃないよ!」と言いながら巣穴を埋めていた子どもたちも、だんだんと「蟻入れないのかな。」「蟻さんどうしたの?」と心配になってきたようで、砂をかけるのをやめた。あさひちゃんの一言のおかげで、救われた蟻たちであった。

 その後、ベンチの側で図鑑を覗き込む匡くん。何を見ているのだあろうと覗き込むと、蟻の巣の構造が乗っているページを見ていたようだ。「蟻さんのお家にはゴミ捨て場とか女王蟻の部屋とか、いっぱいお部屋があるんだね。」と言う保育者に対して、「ゴミ収集車のやつ、ダメなんだよ!いけないんだ!」と急いで巣のそばへと戻っていく。

 初めはなぜ「ダメなんだよ!いけないんだ!」と言ったのか分からなかったが、もう一度図鑑を見てもしかして!と気がついた。ゴミ捨て場が蟻の巣の1番上にあると描かれていたのを見て、砂をかけたらゴミ捨て場が埋まってしまうと思い心配したのではないか。

 図鑑に載っていたイラストを見たことで、蟻の巣の中のイメージが持てたのだと思う。

 しばらくすると、また蟻の巣を覗きに子どもたちが集まってきた。今度は蟻の巣を埋めることなく、巣穴の隣に新たに巣を掘ってあげているのだという。「大きいおうちにするの。」「蟻さんのお家!」と一生懸命地面を掘る子どもたちであった。

 帰り道には、長いタンポポを見つけ、みんなでお揃いのブレスレットをつけた。ブレスレットが外れて落ちないよう大切そうに抑えながら、「帰ったら見せようね!」とこども園で友だちや保育者に見せることを楽しみに帰園した。

 今日は、子どもたちの「好き!」「これ何だ?」「どうして?」「面白い!」等の興味がぎゅっと詰まった盛り沢山の散歩となった。

 子どもたちの興味に寄り添い、共感し、一緒にそれを楽しみながら探求できる保育者でありたいと思う。

 あおグループは内裏谷戸公園へ散歩に行った。固定遊具で遊んだ後、ゴミ収集車に手を振り、バスを見て楽しんだ。

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