何が始まるの?

 今日は、子どもたちに、「こいっちゃん」の愛称で親しまれている造形活動の講師であるこいち先生と、製作コーナーの大改造を行った。こいち先生の姿に気がついて、数人の子どもたちが集まってきた。

 子ども「こいっちゃん、何してるの?」

 こいち先生「絵の具やパレットを置く、ワゴンを作ってるんだよ。」

 子ども「それって誰が使うの?」

 こいち先生「みんなだよ。」

 子ども「私たちのなんだ!じゃあ、手伝うよ。」

 こいち先生「ありがとう。みんなに手伝ってもらうことができたら、言うね。」

 自分たちの出番が来るのを今か今かと待つ子どもたち。

 こいち先生「その釘を取ってくれる?気をつけてね。」

 子ども「これ?」

 こいち先生「もっと太いのがいいかな。」

 その様子を見て、園庭で遊んでいた子どもも集まってきた。

 子ども「何が始まるの?」

 子ども「何かがね、始まるらしいよ。」

 子ども「へーそれじゃ、私も手伝うよ。」

 保育者「ありがとう。みんながもっともっと製作活動を楽しめるように、準備をしてるんだよ。」

 子ども「そうなんだ。楽しみー。」

 段々と要領をつかんできた子どもたち、こいち先生の手元を見ながら、指示がなくても適当な太さや長さの釘を手渡す。こいち先生が、ノコギリで切ろうとすれば、サッとその板を支える。

 自分たちのできることを見つけて、しっかりとその役割を果たす子どもの様子を見て、子どものためにと大人だけでその環境を整えてしまうのではなく、子どものためだからこそ、子どもと一緒に行い、力を借り、声に耳を傾ける。

 「危ないから。」で片付けてはいけない、大切なものがそこにはある。

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