丸まった!

 「ダンゴムシいたんだよ!」「見つけたんだよ!」「ここにいるんだよ!」と教えてくれた子どもたち。一緒に飼育ケースを覗き込むと、枯れ葉の影にダンゴムシが1匹。そして、ワラジムシが2匹。

 「いた!!」「ここ!」興味深そうにダンゴムシを見つめる子どもたちに、「ダンゴムシって何食べるんだろう?」と尋ねてみた。

 仁十「ん〜。チョコレート!」

 保育者「チョコレート食べるの!?」

 仁十「うん!甘いからだよね?」

 そんな会話をしつつ、「それじゃあ、給食室に行って、ダンゴムシが何食べるか聞いてみよっか!ダンゴムシの餌を貰いに行こうよ!」と子どもたちに提案すると、「行く〜!」と集まってきた子どもたち。

 もう一度、「みんな、ダンゴムシって何食べるんだろうね。」と尋ねると、

 ハール「お野菜だよ!」

 仁十「チョコレートなんだよ!」

 匡「たすくんは、アイス食べるよ!」

 鷹次「鷹次はダンゴムシ!」(共食い!?)

 次々に出てくるダンゴムシの餌候補。

 給食室に行くと、「ダンゴムシの餌ちょうだい!」と言った匡くん。給食の先生からキャベツを貰い、みんなで保育室に持ち帰った。

 飼育ケースの中にキャベツを入れて、「ダンゴムシ!食べて!」「違うよ!こっちだよ!」とダンゴムシに話しかけながら見守る子どもたちであった。

 園庭に出る前、「これ持って行こうか!」と飼育ケースを手にして1番に準備を終えていたハールちゃん。

 ハール「一緒にダンゴムシ探そうよ!」

 保育者「探そう探そう!先生昨日どこにいたのか知らないから教えてくれる?」

 ハール「いいよ!お外で探そうか!」

 ということで、昨日に引き続きダンゴムシ探しをすることに。

 保育者「昨日はどこにダンゴムシいたの?」

 匡「滑り台の上だよ!」

 仁十「こっちだよ!」

 絢士「どこ?」

 階段を駆け上がり、ダンゴムシを探すも見つからず。捜索は続いた。

 昨日ダンゴムシを見つけたスロープにある排水溝へと向かう子どもたち。蓋を開けると、「あ!いた!ダンゴムシいたよ!」と指をさしながら覗き込む。

 触ってみたい…でも怖い…というような様子で、手を出しては引っ込め。ダンゴムシが動くたびに後退りしたり、「あ!」と声をあげる子どもたちであった。

 シャベルを持っていた子どもが、その先でダンゴムシをつつくと、コロンと転がって丸まった。すると、すぐさまダンゴムシを捕まえる奏介くん。「ダンゴムシ丸まったね。」と言いながら摘んだダンゴムシを見つめていた。

 足がウジャウジャと動いていると、大人でも触るのに躊躇する。子どもたちもそうなのだろうと感じた。

 その後も、ダンゴムシが丸まると、待っていましたとばかりに手を伸ばす子どもたち。「あ!丸まった!ダンゴムシ丸まった!」と大興奮だった。

 友だちの意見に対し「そうかもしれない!」「違うよ!」と自分の意見を伝えたり、「ダンゴムシいたよ!こっち!」「ダンゴムシ丸まったよ!」と教え合う子どもたちの姿を見て、「ダンゴムシ」という共通の興味を持つことによって、子ども同士の関わりが深まるのではと期待した。

 今後もしばらく続きそうなダンゴムシ旋風。私自身もダンゴムシについて勉強してみようと思う。

 そして…飼育ケースの中のワラジムシが丸まらないことに、子どもたちが気がつくのはいつになるのだろうかと密かに楽しみにしている。

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