描きたいと思うこと

 今日は、担任の顔を描いてもらった。毎年、年度初めと年度末に子どもたちに担任の顔を描いてもらっている。1年の成長が見られる「比較絵」だ。顔の部位、手足、首などの部位や、色の使い方、描画での表現の仕方がどうなっていくのかが見所だ。

 とりの子どもたちは「比較絵」というと、「あ〜、あれね。」と理解している様子。あおぞらは何のことだか、よく分からないといった様子だが、保育者が「先生の顔を描いて欲しいんだけど。」と伝えると、「いいよ!」との返事。今日は初めてのあおぞらさんを中心に、描きたいとりさんも一緒に描いてもらった。

 ここ2年くらい、マスクをしての生活。給食も一緒に食べることはないので、マスクを外した保育者の顔を見るのは久しぶり。

 画用紙とクレヨンの準備ができ、マスクを外した保育者の顔を見ると、「先生って細い!」「先生の顔ってほっぺたがないんだね。」「先生の顔、丸くないんだ。」と、いろいろと感じたことを話し始めた。ホクロのことについて言われるかと思っていたので予想外。

 今までどんなイメージだったんだ!と思うほど、「細い」「長い」という言葉が出てきて驚く保育者。マスクで顔の半分が覆われているということの怖さも感じた。

 そんな話をしながら、クレヨンで描き始める子どもたち。周りの様子を見ながら、どう描いたらいいのか悩みつつ、友だちの描いた絵を見たり、保育者の顔をじっと見ては、クレヨンを走らせる姿もあり、それぞれの取り組み方で描いていた。しかし、描くことに時間がかかっているように感じた。人の顔を描くということに慣れていないのか、描きたいという思いがないのか…。それでも「描いたよ〜。」と持ってきてくれた。

 描き終わった子どもたちは、室内でそのまま遊んだり、園庭や畑に出て遊び始めた。室内には、ホワイトボードがあり、普段は保育者が話をする朝の会で使っている。子どもたち用のイーゼルもあり、ペンを渡すと、好きな絵をスラスラと描いている。どうしようかという迷いがないことが伝わってくると共に、「こうなんだよね。」と、自分の描いた絵の話をしながら描いている。この姿を見たとき、やっぱり自分が描きたいと思うものを描く姿はいいものだなと思った。

 自分の描きたいものでの比較絵でもいいのでは?と思った。いつもは自由に好きなものを表現している。時期を隔てた2枚の絵が、同じテーマで描かれていれば、実はそれで十分なのではないかと思いを巡らせた。後日に取り組む、とりさんの様子もしっかりと観察しながら考えてみたい感じた。

前の記事

見る

次の記事

土と砂と