窓辺の花

 昨日の散歩中、摘んだ花を大切そうに袋に入れて持ち帰る子どもたちに、「綺麗なお花たくさん摘んだから、こども園に帰ったら飾ろうか!」と提案した。すると、「うん!飾りたい!」「じゃあ、もっといっぱいお花持って帰る!」と袋にたくさんの花を入れてこども園へ持ち帰った子どもたち。

 その花を瓶に生けて、日の当たる場所に置いておくと、今朝には花びらが綺麗に開いていた。その花を子どもたちに見せ、「昨日、みんなが摘んだ花を太陽が当たるところに置いておいたら、こんなに綺麗に咲いたよ!」と見せると、「綺麗!」「今日もお花探す!」との声があがった。

 そのため、今日は名前を書いた袋を持って散歩に出かけることにした。

 道中、花を見つけると立ち止まって「あ!こんな花がある!」「こっちにもあるよ!」と伝え合いながら、気に入った花を摘んで袋に入れていく子どもたち。

 そんな中、絢士くんが「あれ?あのお花とあのお花は一緒なのかな?でも、ちょっと違うのかな?」と尋ねてきた。どうやら、色が違うツツジを見つけ、同じ花なのか、それとも違う花なのか気になったようだ。

 そんな疑問を「絢士くんがあそこに咲いている薄いピンク色のお花と、あっちに咲いている濃いピンク色のお花は同じ種類なのかな?って気になったんだって!みんなはどう思う?一緒に見に言ってみようよ!」と共有した。すると、「えー、違うんじゃない?」「同じだけれど、色が違うんじゃない?」とそれぞれが考えを伝え合った。

 道路を渡り、濃いピンク色のツツジをじっと見つめた絢士くんは「あ、同じだ。」と呟いた。そばで見たことで、同じ形をしていると気がついたようだった。そして、「一緒だったよ!」と笑顔で保育者に伝えた。

 最初に尋ねられた時に「それは同じお花だよ。ツツジって言うんだよ。」とすぐに伝えることもできたのだが、子ども自身が考え、気づきを得て欲しいという思いから、一緒に悩んでみた。自分で考え、目で見て確かめ、同じ花だと気がついたからこそ、それが喜びに繋がり、笑顔が生まれたのだと感じた。

 うずまき公園に着くと、シロツメグサやアカツメクサ、タンポポ、カタバミ等、様々な種類の花が咲いていた。それらを摘んで袋に入れ、こども園に持ち帰った子どもたち。

 帰り道では、「これ、花瓶に入れるんだよね。」「お花をお水に入れて泳がせてあげるんだ!」「早く入れてあげようか!」と保育者に伝えながら歩いた。これらの言葉は、自分でやりたい!という気持ちの表れのように感じられた。

 給食後、瓶に花を生けた。隙間を見つけて、「ここかな?」と呟きながらさし込んでいく。瓶は子どもたちが摘んできた花でいっぱいになった。それを見て「綺麗!」と呟いたハールちゃんは、瓶を日の当たる窓辺にそっと置いて布団に向かった。

 保育者が買ってきた花を保育室に飾るのではなく、「子どもたちが自ら選んで摘んだ花を、自分たちの手で飾る」からこそ、そこに特別な喜びや感動が生まれるのだと感じた。大人でも、自分が選んだものが飾られると、「認めて貰えた」と感じると思う。それは子どもたちも同じなのだろう。

 あおグループは、園庭で遊んだ。けやき砦に挑戦する子どもたちが多く、体をたくさん動かしていた。

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