今日は園庭と散歩の好きな方を選択して過ごした。
 散歩チームは「キノコ公園にいきたい!」との声に、出発したものの公園にはすでに先客がいた。

 小さな公園なので大勢になりすぎるかなと思い、子どもたちに相談すると、その先の神子沢公園まで行こうという答えが返ってきたので足を伸ばした。公園では、ブランコに滑り台、ぐるぐると滑り降りる遊具にバネで揺れる遊具など、保育者に「見てて!」と自分ができることを披露しながら楽しんでいた。

 しばらく楽しんだ後は、遊具だけでなく、バランスをとりながら斜面の登り下り、石ころや草花、虫などたくさんの自然物にも触れて欲しいと考え、小高くなっている斜面の上へ駆け上がると、そこから「おーい!」と手を振ってみた。

 その声に、振り返った子どもたちは「あー、せんせー。」「私も〜。」などと、声を上げながら駆け上がってきた。

 斜面の途中に一箇所窪みがあり、そこで立ち止まった蒼太くんが、「穴がある〜。」と一言。その声を聞いた周りの子どもたちも集まってきた。

 みると、その窪みにはビー玉くらいの穴がいくつかと、小さなビーズほどの穴がたくさん空いていた。そして、その穴に木の枝を入れてみる子どもたちの姿があった。

 穴があると入れてみたくなるよね〜と思いながら、「なんの穴だろうね?」と聞いてみると、「バッタの穴じゃない?」「モグラの穴だよ。」「バッタは葉っぱを食べるんだよ。」「カマキリはバッタを食べるんだよ。」「小さいのは蟻の穴じゃない?」と穴を見て、予想をしたり自分が知っていることを口々に話していた。

 そこへ一匹の蜜蜂のような虫が飛んできて、穴の付近へ止まった。すると、「蜂の巣だ〜、逃げろ〜。」と離れていく子どもたちだった。

 そこからは、遊具の床板の穴や地面のあちこちに空いている蟻の巣穴に興味を持ち、「穴あった!」「こっちにも!!」と見つけては、棒や周りの砂や小石を、その中へ入れていた。

 入り口がなくなって、行ったり来たりしている蟻が少し気の毒になった保育者。

 子どもたちと巣穴を見ながら、「おうちがなくなったーって困ってるんじゃない?」「みんなの家の玄関にも砂や石がたくさん入ってきたら困っちゃうね。」などと伝えながらも、自分も幼い頃、やっぱりその奥が気になって、同じことをしていたのを思い出していた。

 穴があるとなんだか気になる。これは人間の本能なのだろうか?

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