○バツゲームから…

 月曜日の朝のことだった。芽衣ちゃんが「先生、今日のあおぐみは何するの?」と訪ねてきた。芽衣ちゃんには何かしたいことがあるのかなと思い、「芽衣ちゃんは何かしたいことあるの?」と尋ねてみると、「○バツゲームがしたいんだよね。」との返事。やはり、やりたいことがあったのだ。

 せっかくなら、自分たちで問題を考えてはと、芽衣ちゃんにも「自分で問題を考えておいてね。」と伝えた。

 そして朝の会。みんなに○バツゲームの話をする。どんなゲームなのかを説明しすると、「知ってる〜!」と、みんな理解しているようだった。

 その問題をとりさんに考えて欲しいこと、でも、明日(火曜日)は造形活動があるので、明後日の水曜日までに考えてきて欲しいと伝えた。あおぞらさんも「考えてみる!」と積極的に返事をしてくれた。勝手に年齢で分けてしまったのは、あおぞらの子どもたちに失礼だったな…と反省。

 水曜日。今日の朝の会。「みんなに考えてきてって言ったこと、覚えてる?」と声を掛けると、「あ…。」と案の定、忘れている子どもたちが大半だった。「頭の中にはあるよ。」という声も上がった。そんな中、結衣ちゃんが「カバンの中に入ってる!」と、メモを持ってきてくれた。忘れないように、お母さんに書いてもらったとのことだった。いつ、問題を考えたのかは不明だが、書き留めておくことの大切さを知っていることに関心した。

 そこから、ゲームが始まる。

 結衣ちゃん「結衣さんの好きな遊びは鬼滅の刃ごっこである。マルかバツか。」

 子どもたちは「え〜!」と言いながらも丸に移動する。

 保育者 「正解は?」

 結衣ちゃん「マルです!!」

 子どもたち「やった〜!!」

 保育者「じゃ、次に問題出してくれる人いる?」と声を掛けると、雪ちゃん、勇樹くんが、勢いで思わず手を挙げるものの、「…。」「わかんない」とのこと。

 そうなると、とりさんの出番。帆夏ちゃん、奏音くん、侑くんが問題を考えてくれた。頼もしいなぁと感じる。悠翔くん、結希人くん、杏樹ちゃんも考えてくれた。その内容が、様々で個性的である。

 悠翔くん「恐竜は海で泳げる」

 杏樹ちゃん「電気に触ると人間は死ぬ」

 結希人くん「人は泳げる」

 勇樹くん「僕にお姉ちゃんはいる」

 奏音くん「ウルトラマンベリアルはビームを出す」

 侑くん「ゼロの頭のやつは取れる」

 帆夏ちゃん「私の好きな食べ物はクッキーである」

 こうやって問題を並べてみると、自分の興味のあるものを問題にしていることが多いことに気付いた。実はこれから、あおぐみのみんなで何を楽しもうかと考えていた保育者。今日も、その相談をしようと思っていたのだ。子どもたちがやりたいことを一緒に取り組めたらと考えていた。だが、この興味のバラバラ具合を見て、考え直した。もっと、こちらから、いろいろな楽しそうなことを提案して、一緒に遊んでみようと。そしてそこから、また、みんなの話題に上がるような、楽しいことを見つけてみよう。

 その一つ目として、今回は影絵とカラーセロハンを使ってものを見てみるということ。

 実は、前に何気なく話ていた中で、「お化け屋敷やりたい」という声があった。お化け屋敷は例年、どこかのクラスが行なっている。昨年のあおぐみも確かやっていたような…。毎年、お化け屋敷というともいいが、それだけでは…と思っていた。

 お化け屋敷は暗い中で行う。この暗さの中に、少し光が混ざったらどうなるのか?と。暗いからこそ、少しの明かりが引き立つ。そのきっかけ作りにしたいと考えていたのだ。

 こうやって、少しずつ、あおぐみの「面白いこと」を探っていきたい。  

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