お箸

 今日は、給食の稲葉先生がお箸の使い方を教えてくれた。昨年も箸の持ち方やマナーについて話をしたり、箸を使った遊びも取り入れている。

 稲葉先生が箸のマナーについて、イラストを使いながら説明する。

 「たてばし」のイラストを見ると、海翔くんが「これは、死んだ人にやるやつだよね。」と話していた。「よく知ってるね。どうして知っているの?」と問い掛けると、「うんと、誰か先生に聞いた。」とのこと。おそらく、昨年の話を覚えていたのだろう。

 さらに、「さしばし」のイラストでは、「焼き鳥みたい。」と声が上がった。「焼き鳥は竹串というものに刺してあるからいいんだよね。」と稲葉先生が教えてくれると、納得した表情で頷く子どもたち。

 そして、話が終わると悠翔くんが「全部で11あるんだね。」と、さらっとつぶやく。数えながら話を聞いていたことに驚いた。

 子どもたちは、いろいろなところにアンテナを張っていることがよく分かる。きっと、普段の生活の中でも、保育者が気付かないところで、いろいろことを吸収しているのだろう。

 実際に箸の持ち方、使い方を試してみる。家でも使っているという子どもは、自信を持って「こうでしょ!」と見せてくれるが、苦手な子どもは顔をしかめて「難しいな。」「家ではやってないし。」と、「だからやりたくないんだよ」という気持ちが伝わるような表情をしている。

 それでも、稲葉先生もいるし、みんな何となく挑戦しているし、諦めるわけにはいかないという思いがあるのか、投げ出す姿はない。

 すると、苦手だった子どもたちも、段々とコツを掴み、上手くスポンジを掴んで皿に入れることができるようになってくる。

 「お!いいね!」「上手くなってる!!」「え?すごい!」「もうお皿に全部乗せたの?」と、認めて、顔をしかめていた子どもたちも少しずつ笑顔になっていく。

 飲み込みが早いのが子どもたち。苦手なこともたくさんあるだろう。しかし、こうやって何度も挑戦することで、できるようになることもあることを、経験できたらと思う。

 給食の時間。稲葉先生も「どうかな?」と見に来てくれた。残念だったのは、メニューがパスタだったこと。それでも、箸を使って食べている姿を見せてくれた子どもたち。使えるようになったことを見せたい、挑戦する姿を見て欲しいという思いが伝わってくる。

 子どもの「認めて欲しい」という思いが満たされることが、次への意欲に繋がっていく。その気持ちを汲み取りながら、ひとりひとりの子どもたちと向き合っていきたい。 

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