自分で作る

 今日は、5月の誕生会。4月の誕生会に欠席した4月生まれの誕生児も一緒にお祝いした。

 この日の為に、会の主役たちは構成を考える。それぞれがやりたいことを持ち寄る形だが、周囲の子の意見を聞き、「それを一緒にやりたい!」ということも多い。今回は、ペットボトルの色水マジックを選ぶ子が多かった。会場の子とジャンケンをしたり、みんなの前でカッコいいポーズを披露する子もいた。また、「クイズをやりたい」という意見も出て、みんなで相談したところ、それぞれが問題を考えて「○✖️ゲーム」をすることになった。

 そして、当日。保育者がホールに椅子を並べていると、誕生児がやってきた。「先生、何かやることある?」「椅子を並べればいいの?」「何個?」「この線に合わせてテープを貼ればいいんだね?」今から始まる会に期待を持ち、ワクワクしている様子。

 保育者「○✖️ゲームの『○』と『✖️』のカードを作るのを忘れちゃった。」
 子どもたち「じゃあ、作るよ!」

 画用紙やペンを用意すると、手際よく○✖️を描き入れ、それを頭上に高く掲げている。「めい、✖️持つ!」「私は○」「僕もやりたい!」「じゃあ、紐を持つ係は?」
 自分たちでできることをやりたい!そんな思いが感じられた。保育者の手助けは必要最小限で良さそうだ。
 結希人くんは、この日のために家からクイズを考え、書いて持ってきてくれた。降園してからも、次の日の誕生会を想い、必要な準備をイメージして取り組んでいたのだなと頼もしく感じた。

 子どもたちは、自分の誕生会を心待ちにしている。誕生日はみんなから「おめでとう」と祝われる嬉しい日。そして、自分が会を構成できるという特別感もあるのか。この、「自分で作る」という機会を、誕生会はもちろん、園生活の様々な場面で味わえるように援助していきたいと感じた。

 実は、もう一つ、美晴ちゃんが熱望していたゲームがあった。それは、先日、とりが行なって盛り上がった「無人島ゲーム」。しかし、あおぞらの子どもたちはやったことがなく、少しルールも複雑。45人という大人数でやることに難しさも感じ、別の機会にとも相談したのだが、どうしてもそれをやりたいとのことで、とりさん限定でゲームをしたらどうかということになった。しかし、同時に、誕生児のあおぞらからは、「僕もやりたい!」という意見が出た。そして、話し合いの末、あおぞらは自由参加という形をとることにした。

 ゲームを二つするには、時間的に長かったし、集中力や興味も人それぞれ。そんな自由参加のゲームを取り入れる誕生会があってもいいのかもしれない。そのゲームを楽しむ輪が、今後少しずつ広がっていくのが楽しみだ。

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