見て!見て!

 今日は土曜日。土曜日の9時までは、決まって室内遊びをしている。
 保育者がもりの部屋に顔を出すと、製作コーナーにて、理桜子ちゃんが色とりどりの折り紙を、画用紙に貼り合わせていた。

 よく見ると、その折り紙には顔が描かれ、足が生えている。
 「鳥なの」と、理桜子ちゃんが教えてくれた。保育者は、「これ、(折り紙を)折ったり貼ったり書いたり、全部1人でやったの?!すごいね!!」と、感心する。

 それから保育者は、別の机の上に、白い紙を見つけた。そこには鳥が描かれている。もしかして…と思い尋ねてみると、思った通り、これも理桜子ちゃんが描いたとのことだった。
 「こんなにいろんな色を使って…鳥の折り紙も上手だったけど、鳥の絵も上手なんだね!!」と保育者が再び感心すると、理桜子ちゃんは、自分の製作袋から縦縞模様の黄色い鳥も出してきて、そっと見せてくれた。

 製作コーナーの壁には、生き物の写真が飾られている。その中に、色鮮やかなインコの写真が2枚あった。

 理桜子ちゃんは、この写真に心を動かしたのだろう。そして、折る・描く・切るなど、様々な方法を使って、その感動を表出していた。感動の表出は平日だけではなく、土曜日も絶えず続いていく。

 

 園庭に出ると、柊介くんが「見て!芝生に(靴の裏を)濡らすと、跡が付くよ」と、保育者に教えてくれた。

 けやき砦では、奏音くんと玲音くんがこぞって実習生を呼びながら、『こんな所にも登れる』ということを披露していた。

 子どもたちは、言葉の有無に関わらず、『見て!見て!』という思いに溢れている。

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