「あ、そうだった。」

 「おさんぽ〜!」「えんてい〜!!」次々と声を上げ、自分の行きたい場所を保育者に伝える。今日も2つの選択肢の中から、子ども自身が遊ぶ場所を選択した。

 散歩グループは一足先にテラスへ。それぞれが行きたい場所を伝え合い、今日の行き先は「東谷公園」に決定。

 出発前に子どもたちと話をした。

 保育者 「今日は坂本先生と岡村先生の2人しかいないんだ。でもみんなは8人。みんながバラバラに走って行っちゃったら、自転車がビューンって来た時にみんなのことを守れないし、先生たち困っちゃうんだ。」

 子ども 「そうだよね!」「おっけーい!」「坂本先生が1番前だよね!」

 だが、道中には興味深いものがたくさんあり、保育者を追い越して先を急ぎそうになることも多かった。それだけ、興味関心や自分のやりたいことがはっきりしているという証拠でもある。

 保育者を追い越して走り出す友だちの姿を見て、「先生が1番前だよね。」「先に行っちゃったよ。」と言う子もいた。「本当だね。先に行っちゃうと危ないんだよね。よく分かったね!」と応えると、「そうだよね!」と納得する。自分はわかっているのだということを保育者に伝え、認められることで喜びを感じているのだ。

 だが、そうは言っても2歳児の子どもたち。友だちに注意した数分後には同じことをしているということもある。子ども同士で互いに注意をし合い、また、友だちが保育者に声を掛けられている姿を見て、少しずつ覚えていくのだろう。

 水分補給をしたタイミングで、再度子どもたちに話をした。すると、「うん!」「わかったよ!」「わかったも〜ん!」と返事が返ってきた。

 帰り道にも、保育者を追い越して駆け出していった子どもたち。だが、保育者が後ろから名前を呼んで追いかけると、すぐにピタッと止まって振り返った。

 振り返った子どもたちの表情からは、「あ、そうだった。」という思いも伺えた。今日の散歩の中でも、繰り返し伝えたことで、変化があったように感じる。

 今後も、根気強く、丁寧に伝えていくことで、少しずつ覚えていけることを期待している。

 東谷公園では、アスレチックや砂場で遊んだり、保育者が引いた線路の上を電車になって走ったりと体をたくさん動かして遊んだ。

 園庭では、砂場で料理を作ったり、けやき砦で体を動かして遊んだ。

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