イメージの共有

 昨日の雨とは打って変わって、今日は青空が広がっていた。

 そこで今日は、園庭遊びを提案してみたのだが、汗ばむほどの暑さもあってか、日陰となる涼しいテラスで絵の具で遊んだり、積み木でお家や乗り物を作って遊ぶ姿が多かった。

 自分たちで作った積み木のお店に、お茶の入ったピッチャーを持ち込み、ジュース屋さんを開店していた柚希ちゃんと景護君。自分たちのコップにもお茶を注ぎ、一気に飲み干すと、「すっぱー!」と顔を歪ませ、顔を見合わせては楽しそうに笑っている。

 「何ジュースなの?」と、聞いてみると「レンモンサワーなんだよ。」「お酒なんだよ。」と教えてくれた。お家の人がレモンサワーを美味しそうに飲んでいるのを見たことがあるのだろうか。もしかすると、自分たちはまだ飲めないお酒に対する、ちょっとした憧れのようなものもあるのかなと思い、その姿が微笑ましかった。

 すると、その様子を見ていた叶芽君が、急いで自分のコップを持ってやってきた。「ください。」と差し出したコップに、景護君からレモンサワー(お茶)を注いでもらうと、同じようにグビッと飲み干し、「ぷっはぁ!すっぱー!」と、いい飲みっぷりを見せていた。

 叶芽君の飲みっぷりを見て、「えへへ」と嬉しそうな景護君と柚紀ちゃん。イメージを互いに共有しながら、友だちとのやりとりを楽しむこの姿に、3歳児らしい育ちを感じた。

 この何気ない遊びの積み重ねが、人間関係の基盤となっていくのだろうなと感じた保育者だった。

前の記事

音の違い

次の記事

ジャンプでバチャン!