風物詩

 今年もこの季節がやってきた。園庭の梅の収穫だ。こども園せいびの風物詩になっている。

 この梅を使って、毎年梅ジュースを作っている。

 実が落ちてしまうからと大好きな木登りを我慢して、この日を待っていた子どもたち。

 子ども「先生!ついに採るんだね!」

 保育者「ずいぶん大きくなったからね。もうとっても大丈夫だと思う!」

 保育者がブルーシートを持ってくると、「俺が、敷いてあげる!」と手伝ってくれたり、保育者が木に登ったり脚立に乗て梅を落としていると、「先生!目の前にあるよ!」「もっと上!上!」と、下から梅の位置を教えてくれたり。

 さらには、ブルーシートに落ちた梅をサッと拾ってザルに入れてくれたり、子どもたちの連携プレーのおかげで、たくさんの梅を収穫することができた。今年も豊作、大きく育った梅の実!!子どもたちも、手にとってその重みを感じていた。

 さあ、ここからは梅のおへそ(ヘタ)取り。「すごく大きい!青リンゴみたい。」「この汁は、梅のエキスだね。きっとこれも入れた方がいいよ。梅ジュースが美味しくなると思う。」そんな気づきを共有しながら、ひたすらおへそを取っている。最初は、「硬い!」「難しい。」と言っていたが、そのうち要領を掴んでスピードもアップ。すると、

 子ども「先生、前にさ、梅ジュースをかけたかき氷食べたよね。夏祭りくらいにさ、また食べようよ。」

 保育者「そうだったね。また作ろうね。」

 子ども「暑い日にさ、冷やした梅ジュースが美味しいんだよね。」

 去年の出来事を振り返って、今年もあの味を堪能したいと、楽しみにしているようだった。自分たちで収穫して、下処理して、調理する。少し手間はかかるが、この経験から感じること、気づくことはたくさんある。だからこそ大切にしていきたいと思っている。

 今日は梅の実の収穫だったが、これから、枇杷の実、山桃の実と、たくさんの果実が食べ頃を迎える。そんな果実の木を、遊びの合間に見上げながら、「今年もこの季節がやってきましたねー。」と、尚くん。

 園庭は小さな果実園。そこから、子どもたちも、季節の移り変わりを感じている。

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