雨の日の保育室

 「今日のお天気はどう?」

 集まった子どもたちに尋ねると、「雨〜!」「傘さしてきたよ!」との声が上がった。

 今日はあいにくの雨模様。室内でも楽しもうと、いくつかのコーナーを設置することにした。

 1つ目は、運動コーナー。雨の日には、室内で体を動かせるよう、マット遊具等を用いて運動コーナーを設置している。体を動かすことが大好きな子どもたちは、今日も「運動コーナーで遊ぶ!」「ジャンプしたい!」と、準備が整うのを待っていた。準備が整うな否や、我先にと、汗をかくくらい体を動かして遊んだ。

 2つ目は、パズルコーナー。最近、子どもたちの姿に合わせて新しいパズルを用意した。すると、パズルが大ブームに。登園して直ぐに、「パズルしたい!」という声が聞こえてくる程だ。そのため、今日は座卓を用意し、じっくりとパズルに取り組めるコーナーを設けた。その時々で、興味のある遊びは変わっていくもの。それを敏感に察知し、子どもたちの姿に合わせて遊びの環境を整えていきたい。

 3つ目は、紫陽花の製作コーナー。保育者が絵の具の準備をしている時から、「何しているの?」「青がいい!」「やってみたい!」と興味津々だった子どもたち。朝おやつ後、直ぐに集まってきた。水色と紫の画用紙から好きな方を選び、白、水色、青、ピンク、紫の絵の具をつけてスタンプする。以前も経験したたんぽだったため、迷わずにトントンと色をつけ始めた。

 何色も重ねると色が混ざり合う。「綺麗〜!」「見て〜!色が混ざったよ〜!」「白と青〜!」とそれを見つめる子どもたち。こうした遊びを通じて、色彩感覚が養われていくのだ。

 初めはトントンと色をつけていたが、次第にたんぽをスライドして色を混ぜる子も出てきた。自分なりに、いろいろな方法を試している。

 少したんぽの扱いに慣れてきたところで、イメージを持ちながら、取り組むとさらに面白くなると思い、本物の紫陽花の写真を貼ってみると、早速それを見ながらスタンプを押し始めた。

 写真と自分の作品を何度も見比べて、色を選びながらスタンプをしていく。完成した作品を持って立ち上がった子どもは、「見て〜!青〜!これ作ったんだ〜!」と言いながら、写真と自分が作った作品を並べて保育者に見せてくれた。

 ただ、「紫陽花を描こう」と誘っても、記憶を頼りに描くのはまだまだ難しい。実物がなくても、写真などの手がかりがあれば、ずっとイメージが湧きやすく、自信を持って取り組めることを改めて感じた。

 他にも、ブロックやままごと、電車、絵本等、自分が好きな遊びを選んで、楽しんだ子どもたちであった。

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