特別な月曜日

 今朝は、とりさんの芽音ちゃんと名倉先生が、赤い蓋の瓶・白いビニールに入った複数の丸い粒・氷砂糖・不気味な黄色い液体を持ってやって来た。そして、それをうみぐみ保育室に置いていった。
 受け取った保育者は、すぐに子どもたちにクイズを出す。「これは、一体何なのか」と。

 一つの袋の中には、固くて甘いものであるというヒントを出すと、「氷!」「砂糖!」と、すぐに子どもたちから答えが返って来た。その言葉を聞きながら、蒼太くんは、もう一つの袋の中身を、見事「梅!」と言い当てた。
 この洞察力は、昨年の今の時期にも梅ジュース作りをしたことや、最近、園庭で梅の実狩りをしたことなどにも思いを巡らせ、そういった経験を頭の中で繋げながら考えていけるからこそ働くものだ。子どもたちは日々育っていて、時折本当に驚かされる。

 黄色い液体の正体はなかなか当てられなかったが、一人ひとりに香りを嗅いでもらううち、彩奈ちゃんが「す!!」と声を上げた。『スープ』の言い間違いではない。前日に家庭でも梅ジュース作りを経験したからか、彩奈ちゃんはあまり馴染みのない『酢』を見事に言い当てた。ちゃんと体験が知識に繋がっている。

 全てを容器に入れて混ぜながら、子どもたちと共に「美味しくなーれ♪」と呪文を唱えた後は、特別に氷砂糖のかけらを一人一粒ずつなめてみた。
 例年、酸っぱくて、実はあまり子どもの人気を得られない梅ジュースなのだが、この氷砂糖のように、今年は甘みが多いと良い。

 梅ジュース作りの後は、粘土コーナーに紙粘土を出し、おにぎり作りもした。先週の『おにぎりの日』を、また別の形で子どもたちと楽しめたらと思い、仕掛けてみたのだ。
 おにぎりのメニュー表を出したり、粘土用ヘラなども出すと、おにぎりの形はペッチャンコになったり、クッキーのようになったり、様々に変化していく。どの子も『おにぎりを作る』ということ以前に、紙粘土の感触や、その可塑性を活かして楽しんでいる。

 その関わりをひとしきり楽しんだ後、保育者は丸めた紙粘土に指で凹みを作り、さらにその凹みの中に、エビ天の形を模した粘土を入れて、子どもたちに見せた。『おにぎりの中に具材を入れる』方法も伝えることで、子どもたちの遊びや表現が広がればと思ったのだ。

 エビ天の形を保育者に尋ねたり、尻尾の形にこだわったり、梅干しに替えたりしながら、おにぎり作りは広がっていった。

 また、今日から保育参観週間が始まった。「すごいね!」や「こんなことが出来るの?!」と言った保護者の声を聞けば、それがまた自信へとつながっていく。

 梅ジュース作りに触れたり、氷砂糖の甘さを感じたり、保護者と過ごしたり…少し特別な月曜日だった。

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