円陣

 いよいよ雨の季節の到来となったが、今日は雨の止み間となった。発育測定の後、うみさんからお散歩のお誘いを受け、小山内裏公園へ出かけた。

 雨上がりということもあり、道端でミミズやカタツムリなど、雨にちなんだ生き物に次々と出会うことができた。誰かが見つけてしゃがむと、「どれどれ」と周囲の子が集まり、円陣ができる。
 子どもたち「ミミズがいたぞ!」「俺、触れる。」「すごいね!」「気持ち悪い…。」「棒で触った方がいいよ。」「ヌルヌルしている。」etc…。
 頭を突き合わせ、それぞれに感じたことを言葉にしてやり取りをしている。「この子はこう感じているんだな。」「この虫って、こうなんだ…。」お互いのことを知ったり、新たな価値観と触れ合う場となっている。

 数歩進んでは円陣ができ、そこで生き物や子どもたちとのやりとりが盛んに繰り広げられている。「これは、目的地にはなかなか到着しないかもしれないな…。」と思いつつも、今回の散歩のテーマは「円陣」作りでもいいのではないかと考え直し、そこでの対話を見守ることを意識した。

 大田切池では手を叩き、カメやコイを呼んでいた。こうすると集まってくると経験から知っているらしい。カメやコイが来てもあげるものがなく、子どもたちはちぎった葉を投げ入れていた。「食べないだろうなぁ…。」と後ろから見守っていた保育者だが、何と、カメがその葉っぱをモシャモシャと食べ始めたのだ。
 子どもたち「食べた!」「この葉っぱは食べるみたい!」
 と、カメがよく食べる葉を探し出し、それを投げ入れている。いろいろと試した末に出会えた発見。「葉っぱは食べないだろうなぁ…。」とやる前から決めつけていた保育者は反省。

 道中、ロープの手すりの柵の穴に、たくさんのダンゴムシがひしめき合っていることを発見した玲音くん。自分だったら、きっとそこを覗こうと思わないので、気が付けないことだろうなと、再びの反省。

 周囲の子と、「こういうところが好きなんだね。」「でも、狭いよね。」「ここが巣なのかな。」などやり取りをして、思いを巡らせていた。

 子どもたちは、それぞれが環境と触れ、何かに気づいて、何かを感じている。そんな思いをみんなでたくさん共感し、対話をしていきたいと思った。 

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