里芋掘り
今日は延期になった里芋堀りの日。出発前に里芋がどんなお芋なのか再確認していると、種類があり大きさや形が微妙に違うことがわかってくる。今日の里芋はどんなだろうかと楽しみにしながら園を出発。
パークセンターに到着すると、早速大きな里芋の葉が目に入り「あれだよね。」と、今までのやりとりを覚えていた子から声が掛かる。パークセンターの方に挨拶をして真剣に話を聞く姿には、慣れ親しんだ園での集まりとは違った雰囲気を感じていることが伺える。
腕まくりをして、いざ里芋の茎を引っ張ると大きな親芋に小芋、孫芋たちが土からあらわになる。抜けない時には周囲の友だちが気付いたり、友だちに声を掛けたり一人二人と人数を増やし、力を合わせて引き抜いていく。抜いた後は親芋から小芋と孫芋をポキポキと切り離していくのだが、子どもたちには力の入れ方が難しかったり、畑の土の湿って手に張り付くような感触が慣れないものだったりと、なかなか捗らない様子も。
そんな時には保育者が「ここなら取れそうだよ。」「一緒に持ってやってみよう。」と伝えたり、保育者自身も手を土だらけにして収穫を楽しみだすと、子どもたちの姿も変わってくる。その言動にやってみようという思いが湧いてくるようで、手を土だらけにしながら里芋を切り離していく。子どもたちと保育者との信頼関係がその姿を後押ししているのかもしれないと思いながら見守っていく。
木の棒を2本使っての芋洗いも経験し、真っ黒だった里芋が保育室に掲示してあるものと同じ姿になると「わ〜!」と歓声が上がる。自分たちの手で芋が変わっていく姿を目の当たりにして、苦手な子でも一口食べてみようという気持ちに繋がったらいいなと考えながら、クッキング活動にもつなげていきたい。
帰り道にポツリポツリとまばらに雨が降ってくると、「てるてる坊主作ったからお芋掘りの時には晴れて、今雨降ったんじゃない?」という声が。子どもたちのてるてる坊主が今日の晴れ間を連れてきてくれたのかもしれないと思うのだった。
今日は特別にパークセンターのカブも収穫させてもらい、給食のスープの具材とうみぐみでのクッキングで使う予定です!