2024年2月18日 / 最終更新日 : 2024年5月25日 折井誠司 ヒゲノート「中の日」の歩き方 「コマ台の枠が外れてしまって…。」 夕刻、保育者から声がかかる。コマ台とは、柔らかな土の上でもコマが回せるよう、プラスチックのパネルに木枠を取り付けた板台。園舎の修繕か何かで出た廃材を使って私が作ったものなのだが、そ […]
2024年1月27日 / 最終更新日 : 2024年1月27日 折井誠司 ヒゲノート「やりたくない」の向こう側 子どもたちは本来、やりたがりで見せたがり。ただそれは、まだまだ身近な人たちとの安心感の中で、時に一緒にパフォーマンスなどすることで、それが周囲に共感されていることを実感する。 そして来月、それを親子で楽しむ「中の日」 […]
2023年12月26日 / 最終更新日 : 2024年1月27日 折井誠司 ヒゲノート綺麗になるため 年末が近づくにつれ、園内のそこかしこで大掃除に勤しむ姿が、保育日誌のなかでいくつも拾われていく。 自分の靴箱とコート掛けを掃除する3歳児。その奥からは、どんぐり、葉っぱ、石ころといった「宝物」がどんどんと顔を出す。「 […]
2023年11月29日 / 最終更新日 : 2023年11月30日 折井誠司 ヒゲノート友だちじゃない人 お散歩先でもある小山内裏公園を、なぜか他園の保育者仲間たちと散策するという機会に出くわした。それは、様々な巡り合わせが重なった、その末の出来事だったのだが。 その仲間の一人は、少し離れた他市の園の保育者。彼がクラスの […]
2023年10月31日 / 最終更新日 : 2023年11月30日 折井誠司 ヒゲノート海苔とお米の物語 園庭の冬の芝生の種まきを終え、しばしの養生期間。こうして、また冬へと季節が移ろいでいく。 そして、この気持ちの良い秋の空気に乗って、あれしよう、これしてみようと、遊びへの少し貪欲な思いのようなものが、園内に広がっていく […]
2023年9月26日 / 最終更新日 : 2023年11月30日 折井誠司 ヒゲノート営みは境を越えて その日は、珍しくのんびりとした帰路であった。たいていの旅は、あれこれと立ち寄る場所を詰め込んでしまうか、渋滞を避けたくて、また今度寄ればいいと決め込んで、ただただ家路を急いでしまう。そして、その前を通るたびに少し心惹か […]
2023年8月26日 / 最終更新日 : 2023年8月28日 折井誠司 ヒゲノート育てるのでなく ふた月ほど前のことだったろうか、知り合いの園長から唐突にこう聞かれた。 「自己肯定感って、どうすれば育つと思う?」 何とも漠然とした彼らしい問いかけだなと思いながら、聞けば、子どもに関するある月刊誌の次号の特集が「 […]
2023年7月28日 / 最終更新日 : 2023年7月29日 折井誠司 ヒゲノート睡蓮鉢、覗けば 室内遊びが充実するのは、梅雨のいっとき、そして底冷えの続く真冬の季節…今はそこへ「盛夏の頃」が加わった。 プール遊びや水遊びは実は一日の一時、毎日の保育日誌には、屋根の下で繰り広げられる多様な営みの様子が、あれこれと […]
2023年6月24日 / 最終更新日 : 2024年7月11日 折井誠司 ヒゲノートそれがせいび流 〜 行事を考える 新型コロナウィルスの分類も5類へと移行し、社会もそして園内も「かつて」への戻り方を模索しています。この機会に、コロナ禍で制限を受けていた園内の行事の持ち方について、あらためてお話しさせていただこうかと思います。 ここ […]
2023年5月29日 / 最終更新日 : 2023年5月30日 折井誠司 ヒゲノート時をかける 直径5〜6メートルほどの範囲の中に、点々と佇む男たち。余計な言葉を交わすことなく、てんでんばらばらな方向に視線を泳がせながら、少し緊張した面持ちで事の始まりを待っている。 コロナ禍を経て3年越しの親父の会。久方ぶりに […]