おばけカード
今日は散歩と室内遊びの二つから活動を選択。そして、室内チームは給食室から届いたじゃがいもを洗うことに。まずは調理される前に子どもたちとじゃがいもを観察してみた。
「ここのくぼみの白いのって、何かわかる?」と尋ねると、「わかんない。」「これはね、じゃがいもの芽だよ。ここには毒があるんだ。」「毒って食べるとどうなっちゃうか知ってる…?」とまた質問をしてみると「え〜ドキドキしちゃう?」との返答に頬が緩む保育者。
「毒は食べると、お腹が痛くなったり苦しくなったりするんだよ。だからお給食の先生やパパやママは取ってくれてるんだよ。」と伝えると、腑に落ちたのか落ちてないか微妙な表情の子どもたち。毒という言葉は、散歩先の毒キノコの看板で知っている子が多いはずなのだが、こんな身近なところにあるなんて、ちょっと予想外だったのかもと子どもたちの姿を振り返る。
じゃがいもを洗い終えた子どもたちに、おばけカード(神経衰弱)か折り紙、どちらで遊びたいかを聞いてみると、どちらもというので順に遊ぶことを提案し、まずはおばけカードを始める。
夏の時期に何度か遊んだこのゲーム。ルールの理解もどんどん深まっているようで、「次は〇〇の番!」と順番を意識する様子。同じ絵柄が2枚出ると自分のものにできるのだが、友だちが同じカードを出した時にも、「イェーイ!」と喜ぶ姿が微笑ましい。2歳児クラスならではと思いながら、段々と悔しさを感じたり、より多くのカードを取れる方法を考えるなど、「ゲーム」本来の楽しさを知っていくのかなと、これからの育ちに思いを馳せたのだった。