鶏ひき肉の信田煮
今日の給食のメインメニューは、鶏ひき肉の信田煮。「信田」とは「キツネ」と同じ意味で使われ、油揚げを使用した料理。大阪府和泉市にある信太の森に棲んでいた白キツネの伝説と、油揚げがキツネの大好物だったとされることに由来します。美味しい味が染み込んだ野菜を、子どもたちもよく食べていました。
さっぱりとした和風の煮物はお箸で切れる柔らかさなので、パクパクと食が進みます。様々な出汁が合わさって旨味が、食材すべてに染み込みます。ぜひご家庭でも作ってみてください。
今日の給食
- ごはん
- 鶏ひき肉の信田煮
- かぶときゅうりの甘酢漬け
- じゃが芋としめじのみそ汁
- みかん
鶏ひき肉の信田煮の材料
- 油揚げ 1枚
- 鶏ひき肉 100g
- ねぎ 20g
- 生姜 3g
- 塩 0.5g
- 酒 4g
- 片栗粉 2g
- 人参 25g
- いんげん 8g
- だしパックまたは顆粒だし 1袋または0.8g
- 水 70g
- 砂糖 10g
- 醤油 10g
- みりん 10g
- 片栗粉 1.5g
鶏ひき肉の信田煮の作り方
- 油揚げの上に綿棒や箸を乗せてコロコロと転がす。油揚げを開き、油抜き(熱湯をかける)をして冷ましておく。
- 人参を、開いた油揚げと同じ長さの拍子木切りにする。人参といんげんを耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジで加熱する。柔らかくなったら冷ましておく。
- ねぎをみじん切りにする。生姜はおろす。
- ボールに鶏ひき肉、ねぎ、生姜の絞り汁、塩、酒、片栗粉を入れ、よく混ぜる。
- 開いた油揚げに4を乗せて広げる(海苔巻きのご飯のように)。その上に人参といんげんを乗せて、手前から巻く。巻き終わりを下にしておく。
- 鍋にだしパックまたは顆粒だし、水、砂糖、醤油、みりん、片栗粉を入れ、火をつける。片栗粉が少量入っているので、沸騰するまで混ぜながら加熱する。
- 鍋に5を入れ、蓋をして煮る。形が崩れないように火は強すぎず、様子を見ながら煮汁をかける。
- 中心まで火が通ったら、調味液に浸したまま冷ましておく(冷めていく過程で味が染み込むのと、形が安定する)。