遊びを深める〜とうきょうすくわくプログラム実践報告集New!!

 「そろそろ終わろうか」  そう言って差し出したその手を思わず振り払うくらい、どうして子どもは遊びに夢中になるのだろう。きっとそれは、その遊びが探究的だからだ。  天井に映った光、もいだ柿の味、混ざり合う絵の具の色、泥の […]

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水の虜(とりこ)

 「プール、どうですか?」  この時期に、行き会う園長たちから必ずと言っていいほどかかる言葉だ。  猛暑が当たり前となった夏の季節は、屋外活動はもちろん、上昇する水温のせいでプール遊びもままならない。  夏といえばすぐに […]

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実のなる木

 「もうすぐかな」「ジャムにしたら」と会話を弾ませながら、色づき始めた園庭のビワの実を見上げる子どもたち。  実はその頃、遥か天空からそれを同じ思いで見つめる一団がいた。近隣のカラスや野鳥たちだ。今年もビワの実を挟んだ天 […]

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種まく人

 「お魚が泳いでる!」  そんな5月の空に刺激を受けて、造形遊びで溜まった色とりどりの紙片の切れ端をウロコ模様に見立て、透明なビニール袋にせっせと詰め込みながら、鯉を作って見せた2歳児の担任。  そして「袋に(紙片を)入 […]

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木蓮の気持ち

 「園長先生〜!」  そう私に声をかけてくる子どもたちの顔ぶれも、ずいぶんと様変わりしたものと感じる新年度。ほとんどの子が、以前からのつき合いだというのに…急に愛想がよくなって…ちょっと背伸びするこんな姿にも、みんなが進 […]

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3 DAYS

  卒園式の数日前、当園では「卒園式ごっこ」なるものが始まる。さらにその数週前、どんな卒園式にしようかと子どもたちと相談を始めるのが当園流。そもそも式典というものは、長きに渡る社会の営みの中で醸成された文化的慣習なので、 […]

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この透き通った季節の中で

 凛とした朝の冷気が、その澄み切った空を潜って届いた日差しで緩み始める頃、園庭の子どもたちも一斉に蠢き始める。冬の保育日誌に度々登場する光景だ。  「氷、どうなっているか見にいこう!」とHちゃんに誘われ、この冷え込みなら […]

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カレンダーキッズ

 年明けの保育室は、正月遊びが盛んだ。いつ楽しんでも構わない遊びなのに、なぜに正月?と思わなくもないが、凧揚げでは願いを天高く、こま回しで子の独り立ち、すごろくで今年の運試し、羽根つきで厄を跳ね除け、福笑いで笑う角には… […]

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音の日びより

 当園の子育てひろば「いずみ」のページ。そこに、ひっそり掛けられているカレンダーを、みなさんは覗いたことはあるだろうか(https://kodomo.tokyo/izumi/izumi_cal/)。  さくらんぼちゃんク […]

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隣りは何を

 芸術にスポーツに、とかく「秋」の頭には、「◯◯の」といった冠が乗せられる。特に猛暑・酷暑でじっと身を潜めた後とあっては、「さあ、ここから!」と、いつも以上に意気込みたくもなる。  何事かに熱中したくなるのは、この爽やか […]

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