なっているだけ

 はたして、何かを語るべきなのだろうか。そう逡巡しているうちに、あっという間に年が押し迫ってしまった。  先月、裾野市から「不適切保育」が公表されると、それを追うかのように、様々な事案を告げる声が全国各地から上がり続けて […]

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庭が明ける

 芝の種まきをした園庭の養生期間が終わり、その上を横断させていた橋や周囲の囲いを解体した。  不順な天候が続いた先月も、なぜか種まきをした下旬から、秋晴れの毎日が続いた。そしてひと月ばかり、みんなが滑り台や砂場といった園 […]

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秋を暮らす

 少しすっきりしない天気の続く今は、晩秋を思わせる少しひんやりした空気が園庭を覆っている。とはいっても、ここまでの秋の季節は、爽やかな空気と陽射しが、様々な遊びへと子どもたちを急きたててきた。  先日開催した「外の日」も […]

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子どもの領分

 「スプーン付けますか?」  パンや野菜の販売に混じって、夏を惜しむかのように、アイスクリームの移動販売車も出店し、子育てひろば「いずみ」は、いつも以上に賑やいでいた。   子どもを囲むこの場所で、世代や立場や所属をも越 […]

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連鎖の海

 おぼろげだ。8月へと月を跨いだあの2週間程の記憶がどうにも曖昧なのだ。  某感染症の急激な拡大の波に飲まれ、発熱連絡の分析、市との協議、人員のやりくり、園内へのアナウンス…溺れかけていた。ちょうど、市内保育施設の休園等 […]

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二刀流を生きる

 当園で講師などもお願いする、保育分野のある研究者から、当園で遭遇したエピソードを、専門誌への寄稿文に挿入したいとの相談があった。  それは、こんな場面。  砂場で遊ぶ2歳児が、それを観察していた彼女に、料理を差し出して […]

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雨の模様

 時に真下に、時に斜めに、時に太く強く、時に風に舞うように…緑に覆われる園庭が背景になると、雨降りにも、様々な表情があることに気付かされる。  そんな長雨を眺めていた時、ふと昨年目にしたにじぐみ(1歳児)の保育の記録を思 […]

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芝と排水と私

 初夏に近づくにつれ、草木の成長も、ぐんと勢いを増す。そして、ここからまた、園庭に芝刈り機を走らせる季節がやってくる。  ひさしぶりに回すエンジンの響きは快調だ。気持ちよく園庭に滑り出すと、あっという間に子どもたちに囲ま […]

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蕾の育ち方

 3月の終わりの頃に、少し肌寒い日が続いたせいか、今年は早咲きだった桜も、4月に入っても散らずに残ってくれた。おかげで、満開の桜の中で、年度初日の「なかよし会」(新入園家庭の歓迎会)を迎えた。  桜の開花は、冬のしっかり […]

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そして、巣立っていった

 「卒園式史上、最高気温!」  こんな見出しが踊るのは、当園くらいなのかもしれない。  式終了直後、玄関前にぶら下がる、ちょっと大きめの温度計に目をやると、お昼前というのに、もう24度。式中に時折聞こえた「暑い〜」という […]

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