連鎖の海

 おぼろげだ。8月へと月を跨いだあの2週間程の記憶がどうにも曖昧なのだ。  某感染症の急激な拡大の波に飲まれ、発熱連絡の分析、市との協議、人員のやりくり、園内へのアナウンス…溺れかけていた。ちょうど、市内保育施設の休園等 […]

カテゴリー
ヒゲノート
二刀流を生きる

 当園で講師などもお願いする、保育分野のある研究者から、当園で遭遇したエピソードを、専門誌への寄稿文に挿入したいとの相談があった。  それは、こんな場面。  砂場で遊ぶ2歳児が、それを観察していた彼女に、料理を差し出して […]

カテゴリー
ヒゲノート
雨の模様

 時に真下に、時に斜めに、時に太く強く、時に風に舞うように…緑に覆われる園庭が背景になると、雨降りにも、様々な表情があることに気付かされる。  そんな長雨を眺めていた時、ふと昨年目にしたにじぐみ(1歳児)の保育の記録を思 […]

カテゴリー
ヒゲノート
芝と排水と私

 初夏に近づくにつれ、草木の成長も、ぐんと勢いを増す。そして、ここからまた、園庭に芝刈り機を走らせる季節がやってくる。  ひさしぶりに回すエンジンの響きは快調だ。気持ちよく園庭に滑り出すと、あっという間に子どもたちに囲ま […]

カテゴリー
ヒゲノート
蕾の育ち方

 3月の終わりの頃に、少し肌寒い日が続いたせいか、今年は早咲きだった桜も、4月に入っても散らずに残ってくれた。おかげで、満開の桜の中で、年度初日の「なかよし会」(新入園家庭の歓迎会)を迎えた。  桜の開花は、冬のしっかり […]

カテゴリー
ヒゲノート
そして、巣立っていった

 「卒園式史上、最高気温!」  こんな見出しが踊るのは、当園くらいなのかもしれない。  式終了直後、玄関前にぶら下がる、ちょっと大きめの温度計に目をやると、お昼前というのに、もう24度。式中に時折聞こえた「暑い〜」という […]

カテゴリー
ヒゲノート
憧れのビッグバン

 突然だが、「爆破ウェディング」という言葉をご存じだろうか。  新年早々、「特撮のロケ現場で、爆破結婚写真を撮ってきた」という数年前に書かれたブログを、たまたま発見してしまった。「ひぐらし」には、新春にふさわしい内容をと […]

カテゴリー
ヒゲノート
もう一つのクリスマスツリー

 玄関扉の脇に、本物の庭木の葉を集めて作った、クリスマスツリーが飾られていた。今年は、室内ではなく屋外に、しかも、園庭にある枯れ枝や葉を使って、全てがお手製のツリーをしつらえるなんて、素朴だけれど味わいがあって、いいもの […]

カテゴリー
ヒゲノート
ふぞろいの人参

 今日も、園内のあちこちで、たくさんの遊びが広がっていた。  芝生の種まき後の養生が終了した、園庭オープンの初日。幸運にも、予報より早く雨が上がり、そこは朝から大賑わいとなっていた。  ボール遊びに砂遊び、廃材を自由に構 […]

カテゴリー
ヒゲノート
人呼んで

 秋らしい爽やかな空が広がる園庭で、はなぐみ(2歳児クラス)が、泡遊びを繰り広げていた。  水遊び、泥遊び、粘土遊び…手の平を始めとした、皮膚感覚を通して楽しんでいく遊びを総称して、「感触遊び」と呼ぶ。  この感触を味わ […]

カテゴリー
ヒゲノート